くわな科学技研
  • ➊くわな科学技研って?
  • ❷代表者はどんな人?
  • ❸これからはこれからは電気・電波を学ぼう!
  • ❹グリーン社会をめざして!
  • ❺これまで何をやってきたのかな?
  • ❻どんなセミナー教育?
  • ❼講演会のテーマは?
  • ❽セミナー教育の具体的概要とは?
  • ❾お手続きの流れ
  • ➓おらが村にEVが走る⁉(GV、HV編)
  • ⓫おらが村にEVが走る⁉(EV編)

1-4 電流に必要な電位差

この節は電磁気学の導体内にで動き回る自由電子が何故プラス側に移動する「力?」を受けるのか、ということを取り上げます。電磁気学の基本的な考え方です。よく説明に使われる「水位」で説明しましょう!ただし、この説明では残念ながら、⊕電荷に移動を説明していますが、⊖電子の移動が説明できていません。ただ、水位から電位の理解がしやすいため、ここでも取り上げますね。

図1-4に水流と電流との比較を表しています。左側では水位が高い方は水は、パイプを開けることにより、水位の低い方にパイプを通って流れ込み、水位差がなくなると水流は止まります。

一方、電気の場合はどうでしょうか?⊕帯電体と⊖帯電体では、水位と同じエネルギーの⊖自由電子の量に差が多く生じています。この⊖電子の量の差のことを「電位差」もしくは「電圧」と呼んでいます。この図では⊕電荷がパイプ(導線)を通って⊖帯電体に流れ込み説明になっています。マイナスの自由電子の話はどうなったのでしょうか?

 

図1-4 水流と電流

注)「電気の基本としくみがよくわかる本」福田務(監修);P16 より引用

 

図1-5にプラス電荷、プラスとマイナス電荷、プラス電荷同志により生じる「電場(磁場と同じようイメージして下さい)」が発生します。電場は

「電気を帯びた物体(電荷)のまわりにできる、ほかの電荷に力、電気力を及ぼす空間」のことで、電気力がどちら向きに、どれくらい強く働くかを表します。図1-5では、電場は山の斜面の傾きを表しています。そして、電場の向き、電気力は⊕➡⊖となり、図の一番下側にしめした方向へ電荷に影響を及ぼします:

●プラスの電荷 → 電場の向きに力を受ける(反発力)

●マイナスの電荷 → 電場と反対向きに力を受ける(吸引力)

一方、電位はその場所がどれだけ高いエネルギーの位置にあるかを表します。図1-5では電位は山の斜面の位置(高いか低いか?)示しています。

ここで、等電位、つまり山の高さが同じ点を連ねた「等電位面(等水位面)」を示しました。真ん中のプラスとマイナス電荷による等電位面を見てください。電位=水位と考えると、導線内(=パイプ内)では電位は図のように⊕荷電物質から⊖荷電物質に向かって下がっていき、そこに置かれた電荷に電気力を加えます。

ところが、重要な点は影響を与える導線内の荷電子は、⊖の自由電子なんです。すると、図1-6に示したように、等電位の電子に与える電気力は反転して、⊖自由電子を⊖側から⊕側に移動させる電気力が働きます。その結果、導線内で自由に動き回っていた自由電子は一律この力の影響を受けて、⊕側に向かって移動していきます。これが導線内では電流が流れるという現象なんです。自由電子が流れ始めると、等電位の両ピーク点は次第に下がり(波線➡)、ついには平たい等電位面となり、電流は流れなくなります。

この考え方で言えば、図1-4での水流は⊕電荷の動きを示しています。少し説明が難しくなりましたが、電磁気学の非常に重要な点ですので、詳しく説明しました。

 

図1-5 等電位面

注)フォトサイエンス「物理図録」数研出版;P87 より引用

図1-6 導線内の自由電子が受ける逆電気力

注)「電磁気学がわかる」田原真人@技術評論社;p150

  「電気の基本としくみがよくわかる本」福田務(監修);P13 より引用

  • 第1章 電気の基礎知識から…
    • 1-1 電気の正体
    • 1-2 電流とは?
    • 1-3 銅原子の構造
    • 1-4 電流に必要な電位差
    • 1-5 電位差を維持する電池
    • 1-6 一次電池「アルカリ電池」
    • 1-7 二次電池「リチウムイオン電池」
    • 1-8 電気抵抗とオームの法則

くわな科学技研

❏E-mail☛

kwn-kagakugiken2012

@wa2.so-net.ne.jp
kwn.kagakugiken130722

@gmail.com

お問合せはこちらから

概要 | プライバシーポリシー | サイトマップ
Copyright (c) kuwanagiken. All Rights Reserved.
ログイン ログアウト | 編集
  • ➊くわな科学技研って?
  • ❷代表者はどんな人?
  • ❸これからはこれからは電気・電波を学ぼう!
    • 第1章 電気の基礎知識から…
      • 1-1 電気の正体
      • 1-2 電流とは?
      • 1-3 銅原子の構造
      • 1-4 電流に必要な電位差
      • 1-5 電位差を維持する電池
      • 1-6 一次電池「アルカリ電池」
      • 1-7 二次電池「リチウムイオン電池」
      • 1-8 電気抵抗とオームの法則
  • ❹グリーン社会をめざして!
  • ❺これまで何をやってきたのかな?
  • ❻どんなセミナー教育?
  • ❼講演会のテーマは?
  • ❽セミナー教育の具体的概要とは?
  • ❾お手続きの流れ
  • ➓おらが村にEVが走る⁉(GV、HV編)
    • まえがき
    • 第1章 クルマ談義の始まり!
      • 第1話 はじめに
      • 第2話 10の疑問点
      • 第3話 EV化は進むのか
      • 第4話 燃焼サイクル
      • 第5話 燃焼室の圧力
      • 第6話 理論熱効率
      • 第7話 正味熱効率
      • 第8話 ディーゼル熱効率
      • 第9話 平均有効圧力
      • 第10話 燃料消費率等高線
    • 第2章 GV、DVは消えるの?
      • 第11話 化学反応式
      • 第12話 三元触媒のしくみ
      • 第13話 理論空燃比制御
      • 第14話 Downsizing-Turbo
      • 第15話 超希薄燃焼技術➀
      • 第16話 超希薄燃焼技術➁
      • 第17話 クリーンディーゼル
      • 第18話 VW社不正問題➀
      • 第19話 VW社不正問題➁
    • 第3章 日本で花開いたHV!
      • 第20話 歴史を紐解く
      • 第21話 3つのHV
      • 第22話 Tank-to-Wheel効率
      • 第23話 HVの走行パターン
      • 第24話 HVの燃費モデル
      • 第25話 各Tank-to-Wheel効率
      • 第26話 シリーズHV
      • 第27話 なぜ日本だけ?
    • あとがき(GV、HV編)
  • ⓫おらが村にEVが走る⁉(EV編)
    • 第1章 パリ協定は燃費規制❔
    • 第2章 クルマのCO2は下った❔
    • 第3章 EVに賭けるしかない❔
    • 第4章 世界が動き出した❕
閉じる